
ホメオスタシスって聴き慣れない言葉ですが、健康とも関係あると聞きました。
人工透析や、糖尿病といった生活習慣病が気になるので、是非知りたいです。



こんにちは!あいうえおLIFEです!
登録販売者のぼくが、解説します。
ホメオスタシスは、心理学の用語とかで「変化を恐れる、変わろうとしない」という性質の1つに挙げられることが多い。
成功哲学的な意味ではなく健康という観点から見ていきます。
- 人間の身体は、自律的に動き、自然に回復するようになっています
- 健康(維持)に向かって見事な連携をプレーをしています
上記の土台となるのがホメオスタシス。
人工透析や、糖尿病対策にもなる記事なので、どうぞ最後までお読みくださいね。
心理学以上に腎臓・すい臓と密接


ホメオスタシスは、漢字で書くと「恒常性」と書きます。
意味としては、下記。
- 安定しようとする働き
- 危機にならないように自律性を保つ



簡単にいうと環境が変化したとしても、死に至らないように自動調節してくれています。
ホメオスタシスの自動調節
「暑くなったら、体は汗をかいて体温を下げようとする」のもホメオスタシスの1つです。



5臓6腑ある人体で、ホメオスタシスと密接なのは「腎臓」と「すい臓」とありますが、なぜでしょうか?
ホメオスタシスが崩れると危ない臓器2つ


ホメオスタシスが崩れると危ない臓器は下記の2つです。
- 腎臓(人工透析治療など)関係
- すい臓(糖尿病治療など)関係
1つずつ解説します。
①腎臓(人工透析治療など)関係
人工透析治療を受けると、体内のホメオスタシス(恒常性)が乱れて、動脈硬化がより進行しやすくなります。
血管をしなやかにする生活習慣が大切。
腎機能が低下するとどうなる?
カリウムがカラダの中に溜まり、高カリウム血症(不整脈など)のリスクがある。
腎機能低下すると、1日1,500mg程度のカリウム制限。



食事制限が必要なのは辛いですよね。
腎機能低下で起こるもう1つの弊害
ホメオスタシスが維持できなくなることで、カリウムの他に、カルシウムもたまりやすくなってしまうんです。
血管にカルシウムが溜まり、石灰化による動脈硬化のスピードが早くなってしまうリスク。
同時に、骨粗しょう症も早く進行します。
人工透析は生命維持できますが、老化のスピードも早くなってしまいます。
ホメオスタシス=恒常性は「血圧」も関連
確かに、血圧のコントロールも自動的に調整されてますよね。
ホメオスタシスの機能である「血圧調節」も腎臓が調整して、ホルモン分泌をしてコントロール。



腎機能低下で、血圧も影響します。
②すい臓(糖尿病治療など)関係
すい臓は糖尿病と密接な臓器ですよね。
なぜなら、「インスリン」というホルモンを分泌して、食後上昇した血糖を抹消の組織や細胞に取り込んでくれているからでした。
上記の働きも「ホメオスタシス」によるもの。
上記の記事で、「糖尿病には2種類ある」という内容を解説しています。
1型の糖尿病とは?
何らかの原因で、すい臓の働きが破壊されると、インスリンの分泌が滞って高血糖に。
2型の糖尿病とは?
すい臓の働きは正常でも、抹消でのインスリンの効き目が悪くなって、糖の取り込みが滞って高血糖に。



2型糖尿病の原因は下記の2つあると言われています。
- 「慢性のストレス」によって、交感神経が刺激されると、肝臓での糖新生が促進されて高血糖になってしまうこと
- 「食べ過ぎや運動不足による中性脂肪の過剰な増加」が原因
中性脂肪が増加するとどうなるの?
健康診断でもよく聞きますよね。
インスリンの効き目が低下して、血糖値が高いままになってしまう。
ホメオスタシスは創造的健康観


「ホメオスタシスを豊かに表現しよう」ということで、「創造的健康観」という名前はいかがでしょうか?



ホメオスタシスの働きがどうなっているか?イメージで捉えておくことって必要なんです。
創造的健康観の考え方とは
当たり前にも思われる、生命維持、健康維持のための力(生命力・自己治癒力)を下記のように捉えます。
本来、人間の命の誕生と共に天から与えられている能力。
上記だと、宗教的な感じかもしれませんが、言い方を変えれば「自力」です。



反対に、病院で出される薬や治療は「他力」に相当するわけね。
自力を高め、他力の割合を少しでも減らすことが大切。
まとめ | 腎臓とすい臓はホメオスタシスパワー


今回は、ホメオスタシスの働きや、2種類の臓器が上手く機能していかなくなるとどうなるかまで解説しました。



創造的健康観というワードも出しました。



本来、人間には自然的に健康に向かうプログラムがあるってだけで、安心した。
ホメオスタシスのおかげで、下記のような症状や病気を防いでいます。
- 動脈硬化
- 不整脈
- 石灰化
- 骨粗しょう症
- 高血圧
- 抹消組織のダメージ
今日は、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。