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毎年、日本中が注目する「箱根駅伝」。その中でも特にドラマが生まれやすいのが、5区(山上り)と6区(山下り)です。
2024年の大会で圧倒的な走りを見せたのが、青山学院大学の若林宏樹選手(5区)と野村昭夢選手(6区)。この2人はそれぞれ区間新記録を樹立し、青学の優勝に大きく貢献しました。
この記事では、彼らがどのようにして“山”を攻略したのか、そのポイントを振り返ります。
原晋監督は常々、「山を制する者が箱根を制する」と語っています。
箱根駅伝のコースには、他の駅伝にはない「山登り」と「山下り」があります。
箱根駅伝の5区・6区は、他の駅伝にはない特殊なコースであり、ランナーにとっては過酷な試練となります。
他の主要な大学駅伝と比較すると、
5区では平均勾配10%近い坂を20km近く登り続け、6区では急勾配をスピードを落とさず駆け下ります。
この「山の攻略」に成功したチームが、最終的に優勝へと近づくのです。
若林選手は5区(山上り)で驚異的な走りを見せ、区間新記録を樹立しました。
その快走の秘密を見ていきましょう。
山登りでは、以下のポイントが重要になります。
若林選手は、1万mのスピードが27分台という驚異的な持久力を持っています。
さらに、厳しい環境でも耐え抜く精神力を備えており、後半にスピードを上げる走りが可能なのです。
「どんな順位でも、最初はゆったり入り、後半でスピードアップする」という戦略を持っていました。
特に、宮ノ下(11.3km地点)を超えてからギアを上げることを考えていたそうです。
レース当日は、中央大学の選手が思ったよりも早くペースダウンしたため、宮ノ下手前で追いつく展開になりました。
5区のコースはカーブが多いため、無駄な距離を走らないよう最短コースを取ることが大切です。
焦って大回りしてしまうと、余計なエネルギーを消費してしまいます。
そのため、カーブは最短距離で直線的に走ることを意識したそうです。
山登りでは、平地とは違う腕振りが求められます。
特に、体の重心をうまく活用することで、スムーズに登れるようになると語っています。
6区(山下り)を走った野村選手は、56分台という驚異的な記録で区間賞を獲得し、金栗四三杯と大会MVPを受賞しました。
この快走の裏には、下りを攻略する独自のポイントがありました。
山下りでは、以下のポイントが求められます。
野村選手は、下りに対する適性が非常に高く、最初から最後までスピードを落とさない“爆走”を見せました。
レース中、左足裏に水ぶくれ(血豆)ができるトラブルに見舞われました。
しかし、野村選手は「56分台が見えていたので、ここで落としたら一生後悔する」と考え、痛みに耐えながら走り抜いたそうです。
6区では、平地では考えられないほどのスピードで走り続けます。
例えば、10km地点の通過タイムは24分台と、平地のレースとは全く違うペースです。
このスピード感に慣れるために、1年間かけて徹底的に準備してきました。
山下りでは、いかにブレーキをかけずに走れるかが重要になります。
野村選手は1年目から6区を狙っていましたが、3年目でようやく走ることができ、狙い通りの区間新記録を達成しました。
若林選手は、「山登りは、自分が強い選手と対等に勝負できる場」と語っています。
青学で山に挑戦できたことが、本当に良かったと振り返っています。
野村選手は、「平地のレースでは不安があるが、山下りだけは不安がない」と語っています。
下りこそが、最も輝ける舞台だと感じているそうです。
原監督は、「箱根で勝つためには登りと下りの育成が鍵」と語っています。
若林選手と野村選手が素晴らしい走りを見せましたが、青学には次の世代の選手たちがしっかり育成されているとのこと。
来年の箱根駅伝でも、青山学院の“山”の走りに期待が高まります。
箱根駅伝の勝敗を左右する5区・6区で、青学の若林選手と野村選手は圧倒的な走りで区間新記録を樹立しました。
彼らの成功のポイントを振り返ると、
✅ 適性を見極めた育成
✅ 無駄を省いた走り方
✅ 強い精神力
が重要であることが分かります。
来年も“山の青学”の走りに注目しましょう!
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