
「患者力アップしないとお任せ医療で日本が滅びる」と川島朗先生のお話で聞きましたが、どういうことですか?
患者力アップには何したら良いのですか?
医療崩壊したら何が大変?



今日は、上記のお悩みに答えていきます。
日本の医療の現状も踏まえつつ、あるべき医療や健康について向き合う記事になります。
- 現代は、病院がとても増えました
- 医療技術の発展により、平均寿命も大きく向上しています
- 「何かあれば病院に行けばいいや」という意識では「完全にお任せ状態」に
- 超高齢社会に突入し、病院にかかる人数も絶対的に増加
- 医療費は、1割負担、2割負担、3割負担なので、自ずと社会保障費も増え続けているのが現状
本記事を読むことで、「自分の身は自分で守る」意識がアップします。
どうぞ最後まで、お読みくださいね。
患者力アップしないとお任せ医療で日本が滅びる


日本は、「お医者さん信仰」が強いです。



相対的に見ても、日本の医療は進んでるけど、サプリメント大国アメリカなどに比べると、医療費とか全然違うよね。



「すぐ医者にかかるのが日本人」っていうイメージは強いです。
社会保障費の増大
すぐ「病院行こっか」という人を減らさないと、どんどん増えていってしまいます。
「自分の身は自分で守る」という「病院に行かない患者」になりましょう(下記が必要)。
- 自覚
- 自力
患者力アップの3つのアクション


- 予防医療の簡単な基礎知識を得ておく
- もらった処方箋の内容は確認しておく
- なるべく薬を減らす方針の専門医やかかりつけ医と出会う
基本的な姿勢として、何か不調があったらすぐ病院行こうというのではいけませんよね。



病院やお医者さんの前では私たちは患者のポジション。
とはいえ、全て言われるがまま、なすがままでは、患者としての知識や自力がつきません。
①予防医療の簡単な基礎知識を得ておく
医学にも2種類あります。
東洋医学と西洋医学では、同じものごとを違った角度や捉え方で把握しています。



日頃、どちらの方が接する機会が多いでしょうか?
西洋医学のイメージ
スナイパーのように、1つの症状に1つの薬が出ます。
東洋医学のイメージ
症状よりも体質などを把握する。
多角的な働きをもつ漢方など(組み合わせたもの)が出ます。
西洋医学も東洋医学も3つの観点で
下記がおすすめの捉え方のイメージです。



様々な病気がありますが、「ミクロ」で見るか、「マクロ」で見るかという感じかな。
②もらった処方箋の内容は確認しておく
もちろん薬にはメリット(本来期待している作用)の裏にデメリット(本来願わない作用)があるのはご存知ですよね。



花粉症のお薬を例にしても、確かに効くけど、眠たくなる副作用ってあるよね。
メリットの働きの裏に、必ずデメリット
- かゆみや、花粉症という症状は名前は違えど、出てくるお薬は同じような作用
- 先ほどの循環器などのお薬の働きの裏にも、デメリットとなる作用
東洋医学的・西洋医学の両側面から情報をキャッチできているかが大切です。
③なるべく薬を減らす方針の専門医やかかりつけ医と出会う



登録販売者として活動する中で、お医者さんや病院にかかる患者さん(地域の方々)のお話を聞くことが多いです。
- 街(郊外)の方の病院
- 田舎の病院
上記で、対応や方針が異なることを感じることが多々。
じゃあ、薬出しときますね
患者さんがお悩みや、症状を言うたびに出る「パワーワード」。



もちろんお薬出すこと自体が問題なのではなく、患者さんの生活習慣や想いに寄り添って、適切に対応しているかがポイントです。
上記のお医者さんのタイプは田舎の方に多い傾向。



主観的な意見だろうけど、田舎だと経営とかの兼ね合いも難しいよね。。
郊外の病院ではどうなのか?
- 検査数値などを見て、進捗具合によって、「いったんこのお薬は減らしておきましょう。やめてみましょうか」と提案してくれる
- 薬の持つメリットやデメリットも説明して、「どうしますか?飲まれますか?」と委ねてくださるお医者さんも
街が良い、田舎が良い、という訳ではありません。
お医者さんから、「死ぬまでこの薬は飲まないといけない。飲んでるからこれくらいで収まっている」と毎回言われるようであれば、少し場所を変えてみる必要も。
医療崩壊したら何が大変?


日本で患者さんが増えすぎると、病院もお医者さんも看護師さんも人手不足に。
手が回らない状況になります。
生命の優先順位をつける必要も。
認知症や脳梗塞などで動けなくなると大変
「寝たきり」になる原因は、5割「脳血管疾患」と言われます。
施設にでも入れば、なおさら介護する側も人手不足に。
私たち患者が、患者としての力をつけることが大切。
自分の体は自分で守るという意識改革
- 本当に自分には今の薬が必要なのかどうか?
- 今の治療以外に直す方法はないのか?
自覚を持って、上記を考えてみることです。
生活の上では西洋医学に接することが多い
西洋医学と東洋医学の内容を書きましたが、西洋医学自体も完璧なものではないです。
補う形で、東洋医学や代替医療を行う病院も出現。



全てではなくても、東洋医学的な考え方を取り入れていくといいですね。
西洋医学も日々日進月歩で発展
IPS細胞の研究など、常に最新の情報や医療技術を駆使し、難病にも挑戦し続けています。



西洋医学、東洋医学、どっちかではなく、良いとこ取りでいこうと言う医療を統合医療と言うんだよね。
日本では、川島朗医学博士が推進(書籍は下記)。


まとめ | 患者になる前に予防医療のパイオニアに


川島朗先生の「患者力アップしないとお任せ医療で日本が滅びる」の解説、患者力アップにすべきこと、医療崩壊したら何が大変?を解説しました。
本記事で紹介した「患者力アップの3つのアクション」を実行することで下記が得られます。
- 情報の取捨選択能力がつく
- 国の社会保障費の削減に貢献できる
- 自分の身は自分で守る能動的な生き方が実現できる
まずは、生活習慣からコツコツ改善していきましょう。
今日は、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。