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はじめに|「最強カード」のはずが、なぜ事故になったのか
今回の衆院選をめぐり、「中道改革連合」という新たな枠組みが大きな注目を集めています。
労組票と宗教票――いわゆる“組織票”を掛け合わせた、理屈の上では最強とも言える連合体。
ところが、ふたを開けてみると
「合体した瞬間に派手な事故が起きている」
「むしろ立憲民主党が激減し、公明党は安泰では?」
という声が一気に広がりました。
なぜこんなことが起きているのでしょうか。
そのカギは比例名簿の設計にあります。
本記事では、中川TVチャンネルの内容をもとに、
・中道改革連合とは何だったのか
・比例名簿が何を示しているのか
・なぜ“最強カード”が機能不全に陥ったのか
を、政治に詳しくない方でも分かるよう、やさしい言葉で整理していきます。

中道改革連合は、
この2つを掛け合わせることで、「選挙に強い巨大な塊」をつくろうとした構想です。
数字だけを見れば、確かに魅力的です。
組織票は、
政治の世界では、「組織票を制する者が選挙を制する」と言われるほど。
その意味で、この連合は
理論上は“モンスター級”でした。
参考:

問題は、比例代表の名簿です。
比例名簿は、ただの名前の並びではありません。
実はこれ、
「誰を守り、誰を戦場に立たせるか」
という意思表示そのものです。
今回の名簿を見ると、
一方で、
という構造になっていました。
これが意味するのは、
「公明は最初から救命ボートを確保、立憲は自己責任」
という設計です。
参考:
この名簿を見て、
「こんな話、聞いていなかった」
「合体すれば助かると思っていたのに」
と感じた立憲側の議員がいても、正直おかしくありません。
例えるなら、
契約書をよく読まずにサインしてしまった状態。
表向きは
「一緒に戦いましょう」
でも、設計図を見ると
「安全な席はすでに埋まっている」
政治は言葉よりも設計がものを言います。
名簿を見れば、結果はある程度決まってしまうのです。
参考:
理由はシンプルです。
中川氏は、こんな例えを使っています。
味噌ラーメンは美味しい。ショートケーキも美味しい。
でも同じ皿に盛られたら、今日は食べたくない。
労組票と宗教票は、それぞれ単体では強い。
しかし、価値観や優先順位が違うため、
混ぜた瞬間に熱量が下がる可能性があります。
比例上位で当選がほぼ確定していれば、
「頑張って選挙をやろう」という空気は生まれにくい。
一方、立憲側は背水の陣。
この温度差が、連合全体の力を弱めています。
参考:
中川氏は、次のように予測しています。
数字としては、
立憲が90議席前後減らす可能性もあると見ています。
これは政策や演説以前に、
「名簿の段階でほぼ決まっている」
という厳しい現実です。
参考:
一方で、自民党について中川氏は
「油断してはいけない」とも指摘しています。
注目すべきは、
この261を超えなければ、
政策を本格的に動かすことは難しい。
勝ち負けではなく、
どこまで数字を積み上げられるかが重要です。
参考:
中川氏が強調するのは、
「どちらが強いか」ではなく
「どちらが先に崩れるか」。
選挙は、派手な攻撃よりも
こうした“自滅要因”で決まることも多いのです。
今回の中道改革連合は、
その自滅スイッチを自ら押してしまった可能性があります。

今回のポイントを整理します。
比例名簿は、ただの一覧表ではありません。
誰を守り、誰を切り捨てるかを示す意思です。
その意思が露骨に見えてしまったとき、
選挙の流れは大きく変わります。
今回の選挙は、
日本の政治の枠組みそのものが問われる選挙。
だからこそ、表の言葉だけでなく、
設計の中身を見て判断することが、
私たち有権者にも求められているのではないでしょうか。
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